初めに:目標は初段!
Se-Quimです。
この登録名で、将棋ウォーズ、81Dojo、将棋倶楽部24に登録しています。
(将棋倶楽部24の登録名はSe_Quim)
将棋を始めたのは、小学5年生くらい。それから30年くらい経ちました。
中学まではのめり込んでいましたが、高校入学を機にすっかり疎遠に。
それが最近また将棋熱が再燃して、中学の頃に憧れていた高級将棋駒と本榧の将棋盤を買ったことで、またその熱に拍車がかかっている感じです。
現在の棋力は大体こんな感じ。
・将棋ウォーズ 10分-初段 3分-1級 10秒-1級
・81Dojo 1級
・将棋倶楽部24 12級-R350台(最高420)
・ぴよ将棋 R1105(初段)
対戦成績:L24(ぴよ斗)38勝33敗 L25(ぴよ丸)53勝95敗
・将棋会館道場 4級
ということで、棋力は大体「目標は初段!」といったところでしょうか。
こんな棋力ですが、不定期にでも自分の将棋を見つめなおしてみよう、というのがこのブログを始めたきっかけです。
元奨励会員やアマ強豪・有段者の方々が、戦法の解説や対策を披露したり、棋書(将棋の本)の内容を論評したりするブログとは全然違うはずです。
戦法や棋書に関する有益な情報を求めてこのブログにたどり着いた方には申し訳ありません。
どのような構成になるか、それは手探りですが、当面は初段を目指す中級者がぶつかる壁、きれいに嵌められた戦法、詰みを逃した話、時折きれいに勝てて嬉しい話、などが
中心になると思います。
強いて言えば、同じ悩みを抱える方との問題の共有などが出来れば嬉しいです。
それでは、よろしくお願いします。
(2020/4/11)
中国・台湾での日本将棋認知度 その1
学生時代、中国古典を専門としていたことと、台湾に留学をしていた関係で、中国・台湾には親しみを感じています。
ところで、中国・台湾で日本将棋の認知度ってどれくらいなんでしょうね。ちょっと調べてみました。
(1)日本将棋連盟支部関連情報
日本将棋連盟HPによると、中国・台湾に支部は6か所あるそうです。
1.中国/ 上海支部
2.中国/ 上海将棋同好会
3.中国/ 香港支部
4.中国/ 龍将会支部
5.中国/ 広州支部
このうち、1.2.4.は上海の団体のようです。残る3.4.も南方ですね。第8期竜王戦が北京で開催されています。なので北京にも支部があるのだろうと踏んでいたのですが、意外でした。
そして、中国の支部構成員はどういった人たちなんでしょうね。駐在員を中心としていうるのか、はたまた中国人で形成されているのか。
株式会社ねこまどの北尾まどか女流二段が、2017年末に「 4.中国/ 龍将会支部」のことを記事にしています。構成員の国籍詳細には触れられていませんが、記事の書きぶりからどうやら中国人を中心にした支部のようです。
中国にある支部5つのうち、3つが上海にあります。上海では日本将棋が比較的浸透している、と言えますね。
上海の日本将棋の普及については、2016年5月に株式会社いつつのHP上で、中倉彰子女流二段の報告があります。
それによると、上海には「許建東将棋倶楽部」という団体があって、その主催者許建東さんが、20年にわたり普及活動をしている。その活動が実を結び、上海では日本将棋が授業の一環として220もの小学校で取り入れられている、だそうです。
上海の支部が多いのには、どうやらこの辺に理由がありそうですね。
台湾は、2019年度第4期叡王戦の第1局が開催された地です。当時の中継ブログで台北支部のことに触れられていて、構成員はほとんど現地の人、とのこと。
目を引くのは、台湾には台湾人の駒師も存在する、ということ。支部は一つだけですが、愛好者はかなり深く、日本将棋に入れ込んでいることがうかがえますね。
台湾の将棋事情については、先ほどの北尾まどか女流二段のレポートがあります。
ここに紹介されている陳嘉緯さんが、台湾の将棋駒熱の火付け役のようです。面白いのは、中国の書家の書体をアレンジして、オリジナル駒を作っているのだとか。
記事の中で、日本将棋連盟台北支部の黒崎淳一さんが、「駒作りをしている台湾人会員が、台湾人書家による駒字から盛上駒を作り、台北で行なわれるタイトル戦に提供する・・・」という夢を語っています。
この記事が書かれたのは、2017年2月。その2年後、本当にその機会が巡ってます。上にリンクを張った叡王戦のブログには、台湾人駒師の駒が提供されたことが掲載されています。
検分で実際に並べられたものの、残念ながら対局には採用されませんでした。いつの日か、その夢が実現することを私も願ってやみません。
台湾は個人的に思い入れのある土地。現地の人と交流していると、単なる「日本好き」ではなく、「日本との心のつながり」を感じてくれているのだな、というような気がしています。
だからこそ、ゲームとしての将棋にとどまらず、美としての将棋にも台湾の人は心惹かれてくれるのではないでしょうか。
その2に続く。